一般に歯周病については、今でもTVのCMなどで「歯磨きをきちんとしましょう!歯磨きは〇〇でしましょう!」と言われるように炎症としての側面ばかりが語られることが多いようです。
最近は糖尿病などの問題も合わせて語られるようになってきましたが、それ以外にも大切な問題があります。それはかみ合わせや歯ぎしり・食いしばりの「力」から歯や歯周組織をまもる治療を考えなくてはいけません。つまり細菌に「感染」した歯周組織(歯肉や歯槽骨など)が過大な力に揺らされたり、夜間の歯ぎしり(ブラキシズム)によって痛めつけられることが、歯周病をさらに悪化させてしまうのです。
かみ合せの「力」の問題について、当院ではかみ合わせに関する「総合診断」をすることにより患者様の「力」の問題を把握し、かみ合わせの立て直しをしながら歯周病の状態も改善してゆきます。