Craniomandibular Orthodontics and Occlusion Medicine
顎機能を考慮した矯正治療と医学的に根拠のあるかみ合わせの治療
TREATMENT
あごの機能を考慮し、できるだけ非抜歯で短期間の治療を目指します。
Craniomandibular Orthodontics and Occlusion Medicine
顎機能を考慮した矯正治療と医学的に根拠のあるかみ合わせの治療
患者様によって異なる「骨格」や「かみ合わせの不具合」を直すためには、きちんとした「咬合の原則」に則り、それを適応することが重要であると考えています。わたしたちは、オーストリア・ウィーン大学元教授であったルドルフ・スラビチェック教授の提唱したシークエンシャル咬合(かみ合わせ)の理論に強く共鳴しており、その考えを実践しています。日本でも神奈川歯科大学佐藤貞雄特任教授をはじめ多くの先生方がその考えを基に治療を行っており良好な結果を出しています、そしてさらに発展させるべく取り組んでいます。
その考えの基本は、既製服のような型にはまったものを患者様に押しつけるのではなく、それぞれの患者様の骨格、歯、それを支える周りの組織、そして動きの中心である顎関節の全てがその人にフィットしているものを目指しているのです。スラビチェック教授は古代人からわれわれ人間に至るまでの数千に及ぶ骨格資料を詳細に分析して、その原則を見いだしました。そして、佐藤教授によりさらに発展を遂げ確立された「咬合の原則」を矯正治療のなかで具現化する体系を完成させました。
矯正治療は歯並び、かみ合わせに不具合があるときに行います。また、補綴(入れ歯や差し歯)を行うときに、歯の向きを修正してから行った方が適切な場合にも行います。我々の治療のゴールは、単に審美的な回復だけでなく顎機能も含めた回復です。
ですから術前に行う検査では顎機能検査が不可欠ですし、顎関節症の症状改善のための矯正治療も少なくありません。
そのために、治療に先立ち的確な「診断」をする必要があります。「咬合診断」の項にあるようなデータを的確に収集してからそれを分析して、答え=「診断」と「治療方針」を立案することになります。
「咬合診断」のために収集する資料は、顔と口(歯)の写真、歯型の模型、数種類のレントゲン、顎の動きの検査などです。
それら複数の資料から得られる情報は診断のために不可欠であり、治療の指針を立案することができません。
基本方針として、患者様によって異なる「骨格」や「かみ合わせの不具合」を直すためには、きちんとした「咬合の原則」に則り、それを適応することが重要であると考えています。
スラビチェック教授は古代人からわれわれ人間に至るまでの数千に及ぶ骨格資料を詳細に分析して、その原則を見いだしました。そして、佐藤教授はそうして確立された「咬合の原則」を矯正治療のなかで具現化する体系を完成させました。
治療の期間
治療の期間は比較的短いのではないかと考えています。一般的には1年半から2年。 3年を超えることはまれです。
非抜歯・非外科
できることであれば小臼歯の抜歯や大がかりな手術は避けたいと考えています。
ただし、我々の診断で外科手術を併用するべきと診断された場合には専門の大学病院をご紹介し、その病院と連携して治療をすすめます。
治療の流れ
術前の処置(虫歯など治療)
↓
抜歯・歯石の除去等(歯のクリーニング)
↓
症状に合わせた治療法の選択
↓
最終補綴(ブリッジ・入れ歯・差し歯等)
↓
経過観察
↓
再評価
ただ綺麗に歯を並べるだけではなく、治療が終わった後に快適な食生活やつらいあごの痛みが起きないように治療を進めていきます。
治療完了後は、定期的に診査を受け続けることが需要です。
いつまでも健康で美しい歯を保つためには大切なことです。